2018/6/9売り切れました。
ブラジル・ギター独奏のなかでも稀代の名作との呼び名も高い一枚を仕入れておりますのでご紹介させていただきます。パリ在住のボサノヴィスタ、
マルシオ・ファラコが若き頃に師事を受けたというマエストロ、マルコ・ペレイラ。サンパウロで生まれ、パリのソルボンヌ大学で博士課程を修了、国際ギター・コンペでも栄誉ある二つの賞(アンドレス・セゴビア賞、フランシスコ・タレガ賞)に輝き、ブラジルに戻ってからはブラジリア大学のギター課程の講師を務め、バンドリンのアミルトン・ヂ・オランダや、近年ではアコーディオンの
トニーニョ・フェハグッチともデュオ名義の作品を発表しています。
'09年に制作された本アルバムは、完全にソロ・ギターの作品。タイトル曲はセーザル・カマルゴ・マリアーノ作、ネルソン・カヴァキーニョ"Luz Negra"、ハダメス・ニャタリにピシンギーニャといった大御所たちの楽曲を編曲したものから、自作曲の数々まで、ショーロの様式に則った穏やかな調べに、閃光のように輝かしいフレージングを随所に挟みながら繰り広げる優雅なインストゥルメンタル音楽の世界。ひとりオーケストラに匹敵するといわれるクラシック・ギターの音色って素晴らしいなと、改めて惚れ惚れします。
↓b, acc とやっている、CDとはヴァージョン違いのタイトル曲