2017/8/7 売り切れました。
一服の清涼剤のように爽やかな現代のサロン・ミュージック
サンパウロで2013年に結成されたトリオ・ショーロ・モデルノは、ショーロ・グループの編成としては異例のジャズ・ドラムをも含むトリオで、音楽学校ソウザ・リマで教鞭をとるペドロ・ハモス(カヴァキーニョ、テナーg)と兄弟のパウロ・ハモス(7弦g)のデュオに、ドラム科で頭角を表していたヂエゴ・ペレイラ(drs) を招き入れたのがはじまり。冒頭からコンテンポラリーなヴォイシングの施されたアンサンブルが溢れ出し、これもショーロとしては異例のヴォーカリーズ/スキャットが入った瑞々しいトラックも。ジャコー・ド・バンドリン作m-4"Cristal"の新鮮なヴァージョン、洗練のリーダー作を発表しているギリェルミ・ヒベイロ(acc)ゲスト参加のm-5"Valsa das Princesas"、ヴィトール・アルカンターラ(ss) が参加したm-7"Frevo das Galegas" 、ジャヴァンらとの共演でも知られるシザォン・マシャード(b)が参加したネネー作のm-11"Choramingando"、すべるように滑らかなフレーズの応酬とやわらかに弾むアコースティック・リズムは従来のサンバーショーロの枠に留まることなく、スムースという形容句がまさにぴったり。