JUREMA / mestica

型番 AFCD701120
販売価格 2,729円(税込)
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音楽の方向性的にはカボ・ヴェルデの女性S.S.W.マイラ・アンドラーデとも近似しているように思います。'02年にCD作品「Batuque de canoa」でデヴューしたバイーア出身女性シンガーが、デヴュー作以来タッグを組む鍵盤奏者のマルコス・ヴァスや、数多のバイーア産音楽の制作に携わってきたギター奏者カッシオ・カラザンスと共に、シコ・セーザルやチガナ・サンタナら敬愛する音楽家をゲストに迎えて糸を紡ぐように丁寧に制作されたのが本作。アコースティックな生楽器やルーツ・リズムとシンセティックでテクノロジーを活かした音色の融合、突き詰められた高度なプロダクション。アフリカから伝来した陽光さんざめく音のシャワーを現代的に刷新して芳しく振りまく、m-3"Nao Pedi" や作曲者チガナ・サンタナ本人もギターや唄で参加した幾つかの楽曲たち- m-4"Nkongo"、仏語歌詞の m-5"Le Mali Chez La Carte Invisible"、m-7"Elizabeth Moon"。ヴォイス・パーカッションとアカペラのみという原始的な方法でモダナイズされたハーモニーを構築する、m-2"Imbuzeiro"('81年 エロマール・フィギュエイラ・メロ作品からの引用)や、ジュレーマの父で歴史学者でもあるファビオ・パエスのペンによるm-6"Fulora" の一朝一夕には到達できない現代的なハーモニーの妙。バイーアの高名なアレンジャー、レチエリス・レイチの金管アレンジが印象深いm-9"Maxixe Nago" やレーベル主宰者ゼカ・バレイロにアンドレイア・ヂアスら多くの仲間が参加したm-11"Chula no terreiro"といった異色の楽曲に、ラストにはビクター・ライスによるダビーなリミックスを収録。


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伊藤亮介



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