Cecilia Zabala / Aguaribay

型番 CECILIA ZABALA
販売価格 2,515円(税込)
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2020/7/28 売り切れました。

乾いた大地に潤いをもたらさんと沁み渡って行くような声とギター、アルゼンチンの女性フォルクローレ・ポップ/ラプラタ川流域音楽系のシンガー・ソングライター初のソロ作にして大傑作!

爪弾くギターの音色一つ一つの粒立ちは雫のように整い、女性らしさを現すかのように柔らかく発せられる言葉の一つ一つが空気に溶け込まんと緩やかに拡がってゆく風景。ときに直感的に発せられたファルセットを交えた唄声が一つの楽器のようにリズムに活力を与える。75年ブエノス・アイレス生まれの唄とギターだけで表現することに長けたインタープリーター(人の曲を演奏)/コンポーザー、セシリア・サバラ。フォルクローレやタンゴといったアルゼンチン音楽の先天的に濃縮された部分からジャズやブラジル音楽にエクスペリメンタルな一面もという具合に多要素を果敢に採り込んだ音楽性は未来永劫にまで通用するだろうポテンシャルを持っているのだ。90年代後半のコンテンポラリーなギターのコンピレーション盤参加に端を発し、シネシやフアン・ファルー他ギターの名手たちやマルセロ・モギレフスキー(cl)、ヘオルヒーナ・アッサン(vo)、ノラ・サルモリア(vo)などコンテンポラリー・フォルクローレの重要なプレイヤーとも市内の名門ホールなどにて共演。近年の活動にはギター4本のユニット”クアトロ・エン・プント”、タンゴのグループ”マラ・フンタ”、女性フルート奏者イアニーナ・ピエトラントニオとのデュオ”ラス・モロチャス”、音数の少なさがアカデミックで好評なクラリネット奏者エミリアーノ・アルバレスとのデュオ”アルバレサバラ”の盤「アロ・デ・ルス」と様々なフォーメーション、フォーマットで表現の可能性に挑戦してきたセシリア。自身で書き下ろした「マラビージャ(すばらしいもの)」の優雅に踊るような旋律、タイトル曲「アグアリバイ(植・テレビンノキ)」の水音を想起させるアルペジオと声、そしてイマジネイティヴなアレンジメントに刷新されたレパートリー群。A.ユパンキの古典に80年代から再評価の気運高まるグスタボ・”クチ”・レギサモンの作、アカセカ・トリオのフアン・キンテーロ作「ア・ピケ」も。シルビア・イリオンドにシネシ(m-3)、フアン・ファルー(m-8)がゲスト参加しているものの、全編を通してセシリアによるギターと唄声を中心に貫かれている。これこそデリケートで瑞々しい感受性に富んだ1枚。
CD-EXTRAとして「アグアリバイ」のビデオ・クリップ付き。(MPEG方式、PCで再生可)


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伊藤亮介



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