Bebeto Castilho / Amendoeira

型番 BF639
販売価格 2,515円(税込)
購入数

2023/5/10 売り切れました。
70年代にメロウなジャズ・ボッサ/フュージョン・ソウル・MPBの名盤を幾つも残したことで知られるタンバ・トリオのベベートがソロ作を発表!!プロデュースはKassin+2プロジェクトで間もなく来日するカシンと、同じく先鋭的な互助会ともいえるオルケスタ・インペリアルの同胞?ポスト・ロックとブラジル音楽を融合させブラジルのロック・シーンを塗り替えるロス・エルマーノスのマルセロ・カメーロ(マリア・ヒタへの曲提供でも知られる)が担当。タンバ・トリオの持つ爽やかな郷愁感がエレピやフルートを伴う良質”うたもの”作品としてここに復活!!

ブラジル音楽の中でも屈指の名盤とされるタンバ・トリオの通称ブルー・タンバ、特徴的なのはベベートの優しく語りかけるような唄声とフルートの音色、ベースのグルーヴに、ローズ・ピアノを操るルイス・エサの軽やかなフレージングやコンポーズ能力、エルシオ・ミリートが開発したドラムのサンバ・ジャズ奏法であった。その後ルイス・エサは惜しくも亡くなってしまったが、本アルバムには黄金期を彷彿とさせる、いや更に発展させた感がある70sテイストの良質ボッサ・メロウ・ソウルが満載、66歳にして尚優しい歌声や独特のまろやかなフルートの音色も健在。ベベートのソロとしては76年に一枚リリースされているが、それ以来30年ぶりとなる本盤に於いてはあえてタンバと同じフォーメーションを用いている。ルイス・エサを想起させる鍵盤のプレイはTioという愛称で知られるラエルシオ・ヂ・フレイタス、ドラムスにはマルコス・ヴァーリやホベルト・メネスカル・バンドで知られるモレイラ・カルダスを起用。ベベートの甥となる若手/未来派ブラジル音楽界きっての才能、マルセロ・カメーロ(ロス・エルマーノス)が偉大なる伯父さんの76年アルバム収録曲(Salgueiro Chorao ドゥルヴァウ・フェレイラ作)にインスパイアされて作ったというサンバ曲"Amendoeira"を採り上げられているほか、マルセロ自身もベベートの兄弟であるルイス・ソウザの曲m-8にヴォーカルで参加、ベベート伯父さんとのデュオを披露している。カシンやマルセロのオルケスタ・インペリアルでの同僚、タルマ・ヂ・フレイタス(鍵盤のラエルシオの娘!)やニーナ・ベッケルらもベベートとのデュエット・ヴォーカルで参加(m-5、m-9 )、サンバ界きっての名コンポーザー/ドラマー?ウイルソン・ダス・ネヴィスも優雅なサンバ曲m-7でベベートとデュエットしている。ストリングス・アレンジ/鍵盤でジルソン・ペランゼッタ、アルベルト・シメッリも参加。このアルバムはベベートの少年期に親しんだサンバ・クラシコm2,m-4,m-7、E.ベースで違ったスウィングを手に入れたドリヴァウ・カイミ曲m-1〜コンポーザー/ギターで密接な関係にあったボサノヴァ期からの同輩ドゥルヴァウ・フェレイラ曲m-5,m-12やタンバ・トリオ時代の曲m-11〜そして次世代の才能がプロデュースや曲提供で全面的に活躍するという3つの世代をリンクさせた作品とのこと。なにより世代を超えて強烈なインプレッションを残した偉大なグループ”タンバ・トリオ”と近しい編成と音の感触で、尚かつあの唄声がフルに聴ける新録作品というだけで小躍りしそうなほど嬉しいのだが、期待を遥かに上回る”ほんもの”ぶりが堪らない。




Your recent history

Recommended

Best sellers

About the owner

伊藤亮介



Blog

Mobile