Ricardo Tete / Geringonca

型番 Geringonca
販売価格 1,760円(税込)
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ボサ・ノヴァにソフト・サンバ、モダン・フォーク。しなやかなブラジル・アコースティック音楽をポエティックに洗練されたかたちで提示するシンガー・ソングライターの傑作。ブラジルからの流通で入荷しました。2000年代初頭からフランスに移住し、ヴァイオリン奏者のヒカルド・ヘルスらとブラジル北東部音楽のバンド、オルケストラ・フーバで活躍した新世代のS.S.W.ヒカルド・テテ。近年は同郷のS.S.W.ダニロ・モライスとのデュオ作や、ノヴォス・コンポジトーレス関連作への参加などサンパウロでの活動が目立っています。さてこのヒカルド・テテのソロ名義初作となるアルバムですが、ベルギーのジャズ・ヴォーカリスト - ダヴィッド・リンクス(発音に基づけばランクス)がプロデュースを手掛け、フランスのレーベルが制作を行なった作品となります。尊敬する音楽家にアート・リンゼイとゼー・ミゲル・ヴィズニキ、そしてボサ・ノヴァやトロピカリアの大家たちを挙げるヒカルド・テテの音楽は自身の生ギターと唄で紡ぎ出すボサ・ノヴァやバイーアォンに、アルゼンチンのパーカッション奏者でソロ作もリリースしているミニノ・ガライが各種リズム楽器を、そしてフランスの現地ミュージシャンに、アミルトン・ヂ・オランダのバンドリンやスヴァミ・ジュニオールの7弦g、ヒカルド・ヘルスのヴァイオリンなどが参加。デメトリウス・ルーロとパウラ・ミリャンのデュオが「Cafe da Tarde」で採り上げた名曲”Relativismo" や仏シンガー - クロード・ヌガロの作品にヒカルドが葡語歌詞のヴァージョンを付けたもの、ベアトリス・アゼヴェード作の英語詩曲”She is a fish" の飄々とした佇まいは世界に通用する品格を備えています。ダヴィッド・ランクスが参加した”Rimas" に、極めつけはカンヌ映画祭の受賞女優(「ふたりのベロニカ」)イレーヌ・ジャコブとの仏語/葡語のデュエットで再解釈を施した’36年のシャンソン"Il ne faut pas briser un reve"、憂いと優美さが同居して心に沁み入ります。



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伊藤亮介



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