2017/12/09 売り切れました。
複雑なヴォイシングをトロリと溶かすようなギンガのギター、素朴ながらオペラティックにも聞こえる唄声。音楽通を唸らせるブラジルの偉大な音楽家のひとりであり歯科技工士という別の顔も持つ存在。そのギンガの新作は、弦楽四重奏楽団クアルテート・カルロス・ゴメスとの共演盤。10年前にヴィラ=ロボスへのオマージュを捧げた作品を発表していますが、そこからのリメイクもパウロ・アラガォンのアレンジでメドレー仕立てにして収録。"Tom e Vinicius"、"Domingo de Nazareth"、女性シンガー-カリーニ・アギアールに提供した"Chapliniana"、クラシックとブラジルのポピュラー音楽、これらの融合を図るギンガならではの絢爛で優美な世界観がハーモニーとなってゆったりと溢れ出します。