打ち込みに生ギターのアルペジオ、アナログシンセのキッチュな音色にアンデス山脈を背負ったお国柄であることを彷彿とさせる笛やフォルクローレ打楽器に脱力系のコーラス・ワーク。カラフルで可愛らしい編みぐるみや文具などを創造する
プロシェクト・モノナのために子供向けアルバムの制作も行なっているブエノス・アイレスの4人組。バンド名からもメディアではボルチモア出身のアニマル・コレクティヴを引き合いに出されることも多く、また"Superfurrie" なるタイトルの曲も有り、ピッチフォーク系統の音楽を敬愛し、国内外のインディ・サイケ・ポップへも視界の明るいことは一聴すると分かると思います。しかし、そこはかに漂う叙情、メランコリア、チャカレーラのリズムを入れ込んだり、敢えてチープな音使いで仕上げるセンス、この辺りにブエノス・アイレスっ子の気概を感じるのです。普段はニセト・クラブなどに出演しているようですが、ブラジルはサンパウロのSESCポンペイアでも公演を打った経験が有り、その時の対バンは"シューゲイズ・トロピカリア"なサウンドの
セレブロ・エレトロニコ、これは納得。m-3 ”Superfurrie" (m-2 とm-3 のトラック名が入れ替わって表記されています)の揺らめくような夢想世界、癖になりそな名曲です。
MTV x Coca Cola のCM