国境を飛び越えた現代版「ペット・サウンズ」あるいは「スマイリー・スマイル」
ブラジルの革新的ロック・バンド- ロス・エルマーノス のvo. g、新世代サンバ集団オルケスタ・インペリアルでも活躍するホドリゴ・アマランチと、U.S.の人気バンド- ストロークスの drs. ファブリッツィオ・モレッティがリスボン(ポルトガル)での音楽フェスで出逢い、のちにロス・アンジェルスの女性マルチ・インストゥルメンタリスト - ビキニ・シャピロも合流し結成されたのがこのリトルジョイ。初期エルマーノスにあるような至福感のある見事なコーラス・ワークと60年代のビーチ・ボーイズを彷彿とさせる三者三様、思うがママの楽器使い(ウクレレ,グロッケン、メロトロン)を隠し味としたガレージ・サウンドが、この時代に新鮮!サーフ・ミュージックな緩やかさも併せ持っています。大らかで骨太な雰囲気はブラジル人の気質が醸し出すのか、あるいはカルフォルニアの太陽がそうさせたのか。