Salomão Soares & Vanessa Moreno / Outros Ventos [+1] (大洋レコード国内盤CD 2025.10.16発売 ご予約商品) 

型番 TAIYO 0044
販売価格 3,190円(税込)
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CD

鮮やかな声とピアノのパフォーマンスでブラジル・ジャズに驚嘆を与えてきたサンパウロの女性シンガーとパライバ出身のジャズ・ピアノ奏者。「音、沈黙、強烈な感情。世界を感じ、それと相互に作用する歌とピアノ。ブラジル音楽の新しい可能性を探るダイビングへご招待。」これは直近の15年間の音楽シーンの移り変わりを記した「ミュージック・ガイドブック 2010-2024」(ミュージック・マガジン社)の中<ブラジリアン・ジャズの名盤>の一枚として紹介された、本デュオの前作となる2nd 「Yatra-Tá」(2022年 TAIYO 0041) CD製品のカバーに冠したキャッチですが、2025年6月にデジタル配信の形で発表された3rd「Outors Ventos」は、ブラジル音楽の豊かなヒストリーを再解釈して新たな命を吹き込むという点において更なる進化を遂げてきました。世界初となるCDでのリリースが決定!






Salomão Soares & Vanessa Moreno / Outros Ventos [+1] (大洋レコード正規ライセンス国内盤CD - 台湾プレス Wポケット紙ジャケット 12pブックレット仕様 2025.10.16 発売予定 3,190円税込 ご予約商品) 


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2011年サロマォン・ソアレスが腰を入れて音楽活動するためにサンパウロに出てきて以来、元夫のベース奏者フィ・マロスティカとのデュオやダニ・グルジェルとの共作・共演などノーヴォス・コンポジトーレスと呼ばれるシーンで活躍していたヴァネッサ・モレーノと交流が生まれ、サロマォン・ソアレス・クアルテートへの参加、そして2019年にはピアノと歌で二人の敬愛するジスモンチやギンガ、ミルトン、ジャヴァンを独自に解釈したデュオの1stアルバム「Chão de Flutuar」を発表。サロマォンは自身のトリオ作「Colorido Urbano」、トニーニョ・フェハグッチとのデュオ作、モントルー・ジャズ・フェスティヴァル(スイス)の最優秀ピアニストの最終候補、サヴァッシ・フェスティヴァルの選ぶ新しい才能に贈られる賞を授与されるなど、ブラジル内外で躍進。ヴァネッサは第二作目となるソロ作「Sentido」を全編自身のギターと声のみで構成、またコロナ禍で毎週のように配信し続けた宅録・共演動画も音楽好きの人たちの生きる希望となりました。2017年と2018年には"歌手"として、2021年には"歌手兼作家"として、職業音楽家に贈られる賞の栄誉に輝いているほか、エドゥ・ロボやジョアン・ボスコの生誕80周年を祝う記念のショーにもフィーチャリング・シンガーとして出演。2022年、タニア・マリアのヒット曲を冠し、満を持してリリースされたデュオの2ndアルバム「Yatra-Tá」は、前述のようにコンテンポラリーなブラジリアン・ジャズを求めたリスナーの間で話題となり、3rdとなる本作にボーナス・トラックで収録されるヒタ・リー"Lança Perfume"の革新的なカヴァーが、NHK総合テレ「おげんさんのサブスク堂」で松重豊さんに紹介されたのもこの神出鬼没のデュオが注目を浴びるきっかけとなりました。





ブラジル音楽のよく知られたレパートリーをサンパウロのジャズ・シーンの先鋭な視点で独自に解釈したという「Chão de Flutuar」「Yatra-Tá」の2作と比べて、この新作「Outros Ventos」では新しく採り込んだ手法が幾つかあります。ルーパ・ノヴァ、そしてクアルテート・エン・シーのヴァージョンで知られるm-3"Sapato Velho"で見られるように、今回はシンセやエレピを重ねることによって和声の再現・発展が広がっている点。これにはヴァネッサが「Sentido」でも試していたヴォーカルのひとり多重録音という手法も寄与しています。今までの2作が、スタジオでのガチンコ一発勝負を主とした録音であるのに対し、リップ・ノイズやビニール袋のボディ・パーカッションに、来日したモニカ・サウマーゾも絶賛するスキャット、二人の同時発音数を超えて更に創造力を発揮した編曲が施されています。その影響か本作へのゲスト参加は、m-5"Béradêro"の原作者シコ・セーザルのバリトン・ヴォイスのみ。このデュオを引き合わせた張本人でもあるハファエル・アルテリオ(音楽家兼農家、シンコ・ア・セコ - ペドロ・アルテリオの父)の所有するガルゴランディア・スタジオでレコーディング。ちなみにこのスタジオには、アンドレ・メマーリが以前所有していたYAMAHAのピアノが常設されています。





ミナス・ジェライスの音楽ムーヴメント、クルビ・ダ・エスキーナスの最中にボルジス兄弟によって作曲され、ロー・ボルジスの1st、そしてエリス・レジーナのスタジオ最終作('80年)に収録されている溢れ出るメランコリアが魅力的な"Vento de Maio"に始まり、ジャクソン・ド・パンデイロで知られる"Chiclete com Banana"のミニマムでスリリングな展開、ヴァネッサが敬愛するジョイスとフルート/ピアノ奏者としてサンパウロのジャズ・シーンを牽引してきたレア・フレイリの共作"Samba de Mulher"などのスマートなサンバ・ジャズ、バーデン・パウエルのアフロ・サンバを洗練されたジャズ・マナーで解釈した"Canto de Xangô"、国家に次いでブラジル第二のアンセムとまで呼ばれるジョアン・ボスコの"O Bêbado e Equilibrista (酔っぱらいと綱渡り芸人)"は大胆にテンポを落として。レパートリーの選択もさることながら、寄せては返す自在なリズムの波と掛け合いが生み出すスウィング、正確無比なピッチ、こちらの期待を遥かに凌駕する独創性。鮮やかさでは他に類を見ない2025年のブラジリアン・ジャズ名盤の誕生です。








サロマォン・ソアレス&ヴァネッサ・モレーノのデュオとして、2022年12月のモントルー・ジャズ・フェスティヴァル・リオをはじめ、スイスで行われるJazzOnze+ フェスティヴァル、イタリアのVeneto Jazz、ドバイのジャズ・アヴェニュー・フェルティヴァルへは三度目の招聘、ザ・タウンなど海外の著名なジャズ・フェスティヴァルからの呼び声も高まってきています。




[track lists]


01. Vento de Maio (Telo Borges / Márcio Borges)


02. Drão (Gilberto Gil)


03. Sapato Velho (Mu Carvalho / Claudio Nucci / Paulinho Tapajós)


04. Chiclete com Banana (Gordurinha / Almira Castilho / Jackson do Pandeiro)


05. Beradêro (Chico César) Participação especial: Chico César (voz)


06. Samba de Mulher (Léa Freire / Joyce Moreno)


07. Um Dia, Um Adeus (Guilherme Arantes)


08. Canto pra Xangô (Baden Powell / Vinicius de Moraes)


09. Tatá Engenho Novo (Marlui Miranda)


10. O Bêbado e a Equilibrista (João Bosco / Aldir Blanc)


<Bonus track>


11. Lança Perfume (Rita Lee / Roberto De Carvalho)







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