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Les Tisanes Sauvages / Dans le grandbain

型番 3700173 673427
販売価格 2,619円(税込)
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喜劇役者の佇まいをみせる面々によるスペクタクル。煮えたぎりながらもユーモラスに滑稽な唄、耳から入った
ルーツ・サウンドは身体を巡って足をバタつかせ、知らぬうちにファンタジーの世界に吸い込まれてしまいそうだ!

フリルに花の髪飾りと乙女な出で立ちにも関わらず口を目一杯に拡げ快活なパフォーマンスを見せるヴォーカルのパチュリ・グレナディーヌ、オーケストラから抜け出て来た女性占星術師のようなチェリストーカモミール・カヴィアー、このバンドの発起人となったのは農夫の出で立ちをしたヴェルヴェワーヌ・ヴェルミフュージェ(g、作詞)とステッキの似合いそうな手品師風のティリェーユ・シエンダン(b,g,mandolin)、そして本気かどうかは確かめるべくもないのですがボブ・マーリーに憧れてジャマイカにまで飛んだというオーバーオールの太鼓おじさんレグリッス・エピナールはジャンベやタップダンスなどパーカッションなら多種を操れる才の持ち主。とこれがトゥールーズの愉快なルーツ音楽楽団-レ・チザーヌ・ソウヴァージュ(=野生のハーブ・ティー)の面々です。一曲目「聖なる家族」や「石鹸工場」(m-2)とギターとチェロにスプーンをパーカッション・リズムに用いたフォルク・タッチの曲ではメランコリックなメロディーに思わぬ(失礼?)美声の女性ヴォーカルが映えます。フット・ストンピンな雑踏音楽の趣きが顔を覗かせる「おしゃべり女」(m-3)、イエイエ・ポップの様相を呈す「地獄と天国」(m-4)や口琴にマンドリン入りのカントリー・ソング「道の危険」(m-5)ではチェロの裏旋律が秀逸です。ブルーズともシャンソン・バラッドとも聴こえるイントロから一転、ベースがスラップする「内面の美しさ」(m-6)、口笛に牧歌的なコーラス・ワークがまさに農耕音楽といった風情の「あぁ雌牛!」m-7、アイリッシュ/ケルト大衆舞踏音楽の影響が色濃く滲むアンセム調の「シャラント県のギャング」(m-8)、チェロの壮厳な響きと物悲しい旋律を東欧ロマ/ジプシー音楽の手法で振り切るようにBPMを上げる「蚊」(m-9)や、瑞々しく奥行きのあるパディー・ビートが美しい風景を描き出す「気後れ」(m-10)、ヴェルヴェワーヌがリード・ヴォーカルを務める「甘いもの」m-11、アラビックな唄旋律とダルブッカのビートが妖艶な「貴方に火がつく」m-12、スカのリズムとチェロの組み合わせに女性ヴォーカルをというのが斬新な「ポロネギの叫び」m-13、おしゃべりの断片を幾重にも重ねて曲にしてしまった最終曲m-14までワールド視野のエキゾチックな発想で様々な表情を魅せてくれます。意外な発想とルーツ音楽の楽しさが詰まった1枚。


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伊藤亮介



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