SEBASTIÃO TAPAJÓS & PEDRO DOS SANTOS / vol.1 & 2 (ブラジル直輸入盤アナログLPレコード2枚組 )

型番 tspl 010
販売価格 9,660円(税込)
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2023/11/13 売り切れました

昨今の先鋭的なサウンドのアーチストのみならず、隠れた名盤の再発も豪華装丁と重量盤の仕様でアナログ・リリースするブラジルのトレス・セロスから、卓越したショーロ・スタイルのギターと自作楽器を含む型破りのパーカッション・ワークが光るインスト・デュオの名盤が2枚組でリマスター・リリース!


オリジナルはBs.As.の名門イオンでレコーディングされた為、アルゼンチン原盤。かつてスペインのVampi SoulなどからレコードやCDでもリイシューされたことがありますが、いずれもVol.1 のみ、またはVol.2 のみの単品リリースでした。今回は同セッションのVol.1 & 2 、そしてEPでのリリースしかなかった"Todos Es Moda"(ペドロ・サントス作 D-7) をボーナストラックとして収録したコンプリート・リイシュー!


2021年に亡くなったギター奏者セバスチャン・タパジョスは、パラー州出身でポルトガル、スペインでギターを学び、エルメート・パスコアルをはじめ多くの音楽家のバックで演奏、ショーロ・スタイルのソロ・ギターに歌伴など自身の名義の作品も数多く残しています。空港のジャケ写で尾翼に「TAP」と書かれた名盤を思い起こす方も多いかもしれません。一方のペドロ・ソランゴとの異名もとるペドロ・ドス・サントスは、楽器発い明家としての一面を持ち、タンバ・トリオ命名の切っ掛けになった竹太鼓にプラスティック・ボトルなど様々な物体に音程を持たせ楽器にしてしまうという異才の持ち主。この二人がヴィニシウス・ヂ・モライスが切り拓いた、マリア・クラウザらとのアルゼンチン演奏旅行の最中にピアソラらも用いたスタジオ、イオンで行ったレコーディング・セッションが本作。タム回しのような変則ビートにヴィラ=ロボス"Estudio No.1"の旋律が乗る冒頭、華やかなインスト・サンバ"Despedida de Maqngueira"(A-2)、口琴や竹楽器の織りなす複合リズムがのちのポスト・パンク、ニュー・ウエーヴの到来を予感させる"Cantico del Agua"(A-4)、セバスチャンが故郷に思いを馳せた流麗なサンバ"Santarem"(A-6)、"Emboscada"(D-3)で聴けるフルートはダニロ・カイミによるもの。クラシック曲C.P.E.バッハの"ソルフェジエット"をスウィング・アレンジしたもの(B-2)から、カルロス・リラによるボサ・ノヴァ佳曲"Primavera"(B-6)やA.C.ジョビン作"Samba do Avião(ジェット機のサンバ) "(D-1)、ドリヴァル・カイミ"Dora / Saudade da Bahia"(C-2) 、ノエル・ホーザの"Feitiço da Vila"(C-4)などのブラジル音楽の歴史にその名を刻む有名曲の解釈に於いても、エルメート・イズムとも共鳴する、ふたりの即興性、独創性が存分に発揮されています。セバスチャンが敬愛するパラグアイのギター奏者アグスティン・バリオスの"Catedral"(C-3)や、自作の"Ganga"(C-1)やその名も"Sambaden"(D-6) にはブラジル・ギターの手法を欧州に広めたバーデン・パウエルへのオマージュがひしひしと伝わってきますし、アフロ・サンバ・ソウル"Tornel A Caminhar"(D-5)、"Todo es Moda"(D-7)のうたものに、メランコリーなインスト・ショーロやサンバに実験的なエンヘード、深くて魅惑的なブラジル音楽セッションを、達人ふたりがこれでもかと詰め合わせた、史上稀にみる傑作をリマスタリングした素晴らしすぎるリイシュー!世界限定500セット、カラー・ヴァイナル重量盤。














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伊藤亮介



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